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zoom RSS 6.フラー博士の発明じゃないの!?

<<   作成日時 : 2009/08/04 14:21   >>

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ジオデシックドームは、フラー博士の発明じゃない!?
衝撃的な文面をみつけました。

愛読書に、ロイド・カーン氏の「DOMEBOOK 2」と、「SHELTER シェルター」という本があります。

これによると、
バックミンスター・フラーは大円の原理の発明や同構造の:利用といった事ではなく、このタイプの多面体構造を「ジオデシックドーム」と呼んだことや、アメリカでのその普及と商業化に寄与したことにある。
とロイド氏は述べています。
昔から人の手により伝えられてきたドーム状の構造体は、サモア人の竹編みドーム住居、インディアンの住居、アジアに根ざしている竹細工の篭であったりと、古くからあちこちで使われてきたものである、と。


フラー博士の特許

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フラー博士は、工業生産住宅のプロトタイプとして商品化し、大量生産を夢描いていたものの失敗。 住宅レベルでは施工性や防水処理の難しさから普及はしなかったようです。 しかし、その技術を最先端の最も経済的な建築物だとして講演活動を10年以上に渡り行ったそうです。 また博覧会パビリオンの大型のドーム建築として世に出したことに、その業績はあるのです。 建築家としても有名なフラー博士は、20世紀の三大建築家の一人であるル・コルビュジェとも親しい仲だったそうです。

大学でもジオデシックドーム、フラードームは、バックミンスター・フラーの発明したものと学びます。 昔からの技術にヒントを得て、技術的に工学として完成させたのがフラー博士である為、やはり彼の発明と言って良いのではないかと、私は思うのですが、、、





さて、この「DOMEBOOK 2」。 
どこを探してもなくPortlandの古本屋さんに予約を入れて、1年も掛けて探してもらい、手に入れました。


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写真やイラストが満載で、様々な実験的なドームづくりの紹介をかき集めた本です。 そのあふれるほどの情報は、未完成っぽくはあるものの、夢未だ進行中といったわくわく感を感じさせてくれる素晴らしい本です。 


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70年代、アメリカのドーム愛好家達の教典のような存在になったこの本を手に、みんな試行錯誤しながらドームハウスを造りました。 特に建築規制の少なかった西海岸を中心に。
しかし、この本の影響のせいか、ドームは素晴らしい、ドームは面白い、ドームなら誰にでも出来る、と錯覚を起こしてしまい、安易に着工したがために問題だらけで困り果てた人々がたくさん出てしまったそうです。
ドームは中途半端な角度の部分が多いため施工も難しく、屋根のトップの方は勾配が緩やかすぎて、水仕舞いが非常に難しい建物なのです。 

ロイド氏は、わざわざ後の本「Shelter」で、
「助けてください! ドームの中にいるのに雨漏りどころではなく、雨が降っているんです。 貯金の大半を注ぎ込んだドームだというのに。」
と助けを求めてきた手紙を紹介しているくらいです。

全てを自らの手で組み上げるというのは、やはり非常に困難なことです。 時間や費用だけではなく、建築には施工のノウハウというものがあります。 板金の要、下地の技、ちょっとした事であっても何度も失敗を繰り返した工務店でさえ、気付きにくいものです。 専門家のアドバイスや時には部分的に施工をしてもらうような方法も必要です。
セルフビルドもいいのですが、ハーフビルドの方が、地震国であり、雨の多い高温多湿の我が国に於いては、安心な施工方法なのではないかと考えます。


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